オリジナルチョコのオーダーも！ベルリンのリッタースポーツ旗艦店「ブンテ・ショコヴェルト」

ドイツはチョコレートの生産量世界1位、一人当たりの年間チョコレート世界2位という世界トップクラスのチョコレート大国。

そんなドイツを代表するチョコレートブランドとして知られているのが、カラフルなパッケージや多彩なフレイバーで日本でも人気の高いリッタースポーツです。

リッタースポーツファンなら見逃せないのが、ベルリンにあるリッタースポーツの旗艦店「ブンテ・ショコヴェルト・ベルリン（Bunte Schokowelt Berlin）」。

スーパーには置いていない試作品やお得な詰め合わせ、オリジナル雑貨に自分好みのチョコレートをカスタマイズできるコーナーもあり、チョコレート好きにはたまらない空間です。

リッタースポーツとは？

ドイツを代表する大衆的チョコレートブランドが、「Ritter Sport（リッタースポーツ）」。日本でも輸入食品店などで見かけるので、四角いカラフルなパッケージに見覚えが多い人も多いことでしょう。

リッタースポーツのアイコンといえば、正方形をした板チョコ。100グラムの板チョコ部門ではドイツシェアナンバーワンを誇り、一般的なドイツのスーパーで、リッタースポーツを取り扱っていない店はないといっても過言ではありません。

リッタースポーツの歴史は、1912年にアルフレート＆クララ・リッター夫妻が創設した小さなチョコレート製造会社にはじまります。

それから20年が経った1932年、「どんなスポーツジャケットのポケットにも収まり、ポケットの中で割れない正方形のチョコレートを」というクララ夫人の提案のもと、正方形の板チョコが生まれました。

味の良さはもちろんのこと、手ごろな価格や豊富なバリエーションもあいまって、リッタースポーツは世界で愛される一大ブランドに成長。チョコレートブランドとしては、ドイツの消費者満足度ナンバーワンを誇っています。（出典：Deutsches Institut für Service Qualität、2014年）

店内まるごとリッタースポーツの世界

Uバーン（地下鉄）6号線のFranzösische Straße駅から徒歩すぐ。ベルリン屈指のショッピングエリアにリッタースポーツの旗艦店「ブンテ・ショコヴェルト・ベルリン」はあります。

2階建ての建物は、まるごとリッタースポーツの世界。

日本では限られた種類しか手に入りませんが、本場ドイツの旗艦店ということで、定番商品はもちろんのこと、ここだけの限定商品やお得な詰め合わせ、オリジナル雑貨までが揃う、リッタースポーツのすべてが詰まったファンにはたまらない空間です。

ベルリン限定ボックスに入ったチョコレートなど、お土産向けのワンランク上の商品も揃っていますよ。

オリジナルチョコもオーダー可

入口を入ってすぐのところにあるのが、オリジナルのチョコレートがオーダーできる「マイネ・ショコ・クリエイション（MEINE SCHOKO KREATION）」というコーナーがあります。

まず、サイズと好みのチョコレートの種類（ミルク・ホワイトなど）を選び、さらに20種類ほどのなかからトッピングを3種類まで選ぶことができます。（※選べるチョコレートの種類は、季節によって変わる場合があります）

トッピングには、ナッツやフリーズドライのフルーツといったスタンダードなものから、ミニサイズのグミベアのような変わりダネもあるので、市販のチョコレートにはなかなか入っていないようなものを選んで、ちょっと冒険してみるのも楽しいかもしれません。

値段は100グラムが3.9ユーロ、250グラムが7.9ユーロ。完成したら、オリジナルのマイネ・クリエイションのパッケージに入れてもらえます。

チョコレートを冷やし固めるため、注文から受け取りまで30分ほどの待ち時間が発生します。マイネ・ショコ・クリエイションを利用するなら、入店後最初に注文し、その後買い物やカフェタイムを楽しむのがおすすめです。

看板商品の板チョコ

リッタースポーツの看板商品といえば、100グラムの正方形の板チョコ。ドイツでの販売価格は1.09ユーロ（ナッツ入りの商品は1.29ユーロ）です。

定番の100グラムに加え、ビッグサイズの250グラムの板チョコも。日本ではなかなかお目にかかれないサイズの板チョコは迫力満点で、「さすがチョコレートの国ドイツ！」と思わせられます。

100グラムの板チョコだけでも、季節限定商品などを含めそのバリエーションは約40種類。季節ごとに目新しい商品が登場するリッタースポーツは、いつもお客さんを飽きさせません。

BIOやヴィーガンのチョコレートも

ドイツのほとんどすべてのスーパーで買えるリッタースポーツのチョコレートですが、スーパーでは当然限られた種類しか取り扱っていません。

しかし、ここブンテ・ショコヴェルト・ベルリンでは、スーパーではなかなか置いていないフレイバーの板チョコのみならず、BIO（オーガニック）やヴィーガン、ラクトースフリーなど、個人の好みや体質に合わせたチョコレートも取り扱っています。

主義や体質により、普通のチョコレートは食べられないという人にも嬉しいラインナップです。

選ぶ楽しさ満点の量り売り

お土産調達におすすめなのが、個包装のミニサイズのチョコレートを好きなだけ選んで詰められる量り売りコーナー。自分好みのチョコレートだけを少しずつ選んで買うことができるうえ、一度にいくつもの味が楽しめます。

値段も100グラム1.49ユーロと、100グラムの板チョコよりも少々割高にはなりますが、比較的安く抑えられているところがミソ。

ここでまず色々な種類のチョコレートを一通り試してみて、気に入ったものがあれば改めてレギュラーサイズを購入するのもいいでしょう。

リッタースポーツのロゴ入りの袋は無料で、ベルリンデザインのオリジナルボックスは別途1ユーロです。

お得な数量限定の試作品

意外と見逃してしまいがちなのが、まだ一般販売にはいたっていない試作品を数量限定で販売しているコーナー。多色刷りのカラフルなパッケージが目印です。

これらの試作品は、ドイツ国内のオンライン販売を除き、ブンテ・ショコヴェルト・ベルリンとシュトゥットガルト近郊の本社直営ショップでしか買えないレア品で、100グラムの板チョコが0.79ユーロと、通常よりもお得な値段で手に入ります。

超お得な詰め合わせ

お買い得商品を狙うなら、入口付近やレジ周辺に置かれているワゴン（ボックス）をお見逃しなく。ここでは、普通に板チョコを買うよりもずっと安い値段でリッタースポーツのチョコレートが手に入るんです。

袋の中はそれぞれ個包装になっているので、コスパ重視のバラマキ土産にもおすすめです。

500グラムのミニサイズの詰め合わせは3.99ユーロ。板チョコの詰め合わせにいたっては、2キロで13.99ユーロです。これは100グラムに換算すると0.70ユーロ。

内容量が違うと値段の比較がしづらいですが、そこは比較しやすいように表示が徹底されているドイツ。チョコレートにはすべて100グラム単位の値段が表示されているので、それを見て値段を比べるといいでしょう。

一目ぼれしそうなオリジナル雑貨

ブンテ・ショコヴェルト・ベルリンでは、チョコレートはもちろんのこと、リッタースポーツのパッケージデザインをあしらったオリジナル雑貨も販売中。

カラフルでポップなビニールバッグなどの雑貨はとっても可愛らしく、ファンならずとも一目惚れしてしまいそうです。小さなサイズのビニールバッグは7.5ユーロほどと、値段も手頃なのが嬉しいですね。

リッタースポーツの魅力を紹介する展示

2階には世界各地でリッタースポーツが愛されている様子や、リッタースポーツの原料や製法へのこだわりを紹介する展示コーナーがあります。

2018年の初め、リッタースポーツはドイツのチョコレートメーカーとしては初めて、すべての製品に認証カカオを使用するようになりました。

1ユーロほどで買える大衆チョコレートであっても、原料や製法はこだわり、改善を重ねているところがリッタースポーツの人気の秘密なのです。

チョコレートドリンクやデザートが楽しめるカフェ

2階にはゆったりと座れるカフェもあり、チョコレートドリンクやチョコレートフォンデュ、チョコレートケーキなど、チョコレートを使ったドリンクやスイーツが楽しめます。

もちろんコーヒーや紅茶、サンドイッチといった普通のカフェメニューもあり、町歩きの合間に一息つくのにぴったりです。

おわりに

コンパクトな店内に、リッタースポーツの魅力がぎゅっと詰まった「ブンテ・ショコヴェルト・ベルリン」。

ベルリンを訪れるなら、リッタースポーツファンはもちろんのこと、そうでなくとも一度は足を運んでみる価値のある楽しさいっぱいの空間です。