「2019年に訪れるべき国TOP10」でドイツが2位に!今年はバウハウス100周年です

世界シェアNo.1ガイドブック「ロンリープラネット」が、ドイツを2019年に訪れるべき国第2位に選出しました

2019年のドイツは、現代デザインに大きな影響を与えたバウハウスの100周年。もちろん、古城や大聖堂、森や湖といったドイツが誇る絶景の数々も健在です。初めての方も、リピーターの方も、2019年こそドイツへと旅に出ませんか。

ドイツが2019年に訪れるべき国第2位に

世界シェアNo.1を占めるガイドブック「ロンリープラネット」のオンライン版で、毎年発表されている「ベスト・イン・トラベル(Best in Travel)」。2019年に訪れるべき国トップ10(Best in Travel 2019 Top Countries)」で、ドイツが堂々の第2位に選ばれました

2019年は、ドイツで産声をあげたバウハウスの創設100周年です。バウハウスは、1919年にテューリンゲン州ワイマールで産声を上げた美術学校。そこで、現在も日本を含め世界各地の建築や工業製品などに見られるモダンデザインの基礎が築かれました。

ワイマールとデッサウ、ベルリン近郊のベルナウに残るバウハウス関連の建造物群は、「ヴァイマル、デッサウ及びベルナウのバウハウスとその関連遺産群」として世界遺産に登録されています

デザイン好きなら、エポックイヤーにバウハウス建築めぐりを楽しむのもいいでしょう。

バウハウスの聖地めぐりの旅

ベルリンテレビ塔

バウハウス聖地めぐりの旅は、首都ベルリンからスタートします。1933年にナチスにより廃校に追い込まれ、各地に散逸してしまったバウハウスの資料を再収集して設立されたのが、ベルリンの「バウハウス資料館」。工業製品や建築模型、ポスターなどを展示しながら、バウハウスの歴史を紹介しています。

デッサウのバウハウス校舎

デッサウは、当初ワイマールにあったバウハウスが1925年に移転した地。バウハウスはここで最盛期を迎え、バウハウスの本校舎や教授用住宅「マイスターハウス」、実験住宅群「テルテン・ジードルング」などの関連建築群は、世界遺産に登録されています

国民劇場

バウハウス誕生の地となったワイマールにも、やはり重要なバウハウス関連遺産があります。バウハウス大学本部棟は、世界遺産でありながら現役の校舎。2019年4月には、新しいバウハウス博物館が開館予定です

ワイマールは、「ワイマール 古典主義の都」として世界遺産に登録されており、街自体が世界遺産。2019年はワイマール憲法成立100周年でもあり、ワイマールにとって二重のエポックです

2019年に新たな世界遺産が誕生!?

アウクスブルク市庁舎

ドイツは、44もの世界遺産を有する世界4位の世界遺産大国。しかも、現在世界遺産暫定リストに記載されている物件が14あり、近年中にさらに増加する可能性が高いのです

2019年に新たに世界遺産に登録される可能性のある物件のひとつが、アウクスブルクの装飾噴水(Hydraulic Engineering and Hydropower, Drinking Water and Decorative Fountains in Augsburg )。

2019年6月30日~7月10日に、アゼルバイジャンのバクーで開催される世界遺産委員会で登録が認められれば、晴れてドイツの世界遺産に名を連ねることに。委員会の結果に注目です。

おわりに

2019年に周年記念を迎えるバウハウス関連遺産を訪ね歩くもよし、古城や旧市街、大聖堂といったドイツの絶景をはしごするもよし。2019年もドイツから目が離せません。

2019年に訪れるべき国TOP10(Best in Travel 2019 Top Countries)

第10位:ベリーズ
第9位:サントメ・プリンシペ
第8位:ベラルーシ
第7位:インドネシア
第6位:ヨルダン
第5位:キルギス(キルギスタン)
第4位:パナマ
第3位:ジンバブエ
第2位:ドイツ
第1位:スリランカ